2012年最初の障害重賞。管理人は現地での観戦予定です。
昨年は東日本大震災の影響で順延となったのですが、本来開催予定だった日に
計画通り大阪までは出て一日過ごし、そこで散財したために翌週、現地へ
行くことができずという、何とも馬鹿なことをしてしまったことを思い出しました。
電車の指定席をキャンセルするのももったいないし、電車も動いていたし、
何より、多少の後ろめたさはあったけれども、何もなかった地域の人間が
勝手にしょぼくれていろんなことを自粛する理由などないと思ったもので。
楽しく過ごせたのは良かったのですが、一日の締めくくりとして入った
某・超有名串揚げ店が、料理の味以外が大ハズレだったことだけは残念でした。
閑話休題。
中山グランドジャンプにつながる一戦ではありますが、その一方でこのレースは
知る人ぞ知る逆出世レースでもあります。一部を除けば、勝ち馬のその後は
散々なもの。単なる偶然が積み重なってしまっただけと思いたいものでは
ありますが、今年の勝ち馬には、そういった悪い流れを断ち切る活躍を望みたい
ものです。
中間に結構な量の雨が降り、金曜日も雨模様だった阪神競馬場周辺。
土曜日になれば何だかんだで馬場は乾いて、発表としては良馬場で行われるの
でしょうが、いわゆるパンパンの良馬場ではない、パワーを要する、時計の
かかる馬場でのレースになるという前提での予想です。
◎ディアマジェスティ
○バアゼルリバー
▲ヒカリアライブ
△バシケーン
×アグネスラナップ
東京ハイジャンプ、京都ジャンプステークスでの凡走から、「重賞では足りない」
「実は平場オープン専用馬なのでは?」とも思っていたら、不良馬場の
イルミネーションジャンプステークスと、良馬場の中山大障害できっちりと
結果を残したディアマジェスティ。
実は中山適性が高かったということもあるとはいえ、スピードを要求される
順回りよりは、時計のかかるコースのほうが向いているのでは。
襷コース、長めの距離ということでゆったりと流れるこのレースは向くはず。
折り合いが鍵になりそうですが、スムーズに先行できれば、ここでも勝ち負けに
なるのでは。
対抗には上り馬のバアゼルリバー。初戦は大敗も次走できっちりと変わり身を見せ
昇級初戦の淀ジャンプステークスもすんなり突破。襷コースはどうなのかという
疑念はまだまだ残りますが、渋った馬場、長めの距離をこなしている点は魅力的。
いわゆる平地の脚力は障害戦においては『できればあったほうが良い』という程度の
ものですが、混戦となったときには平地準オープン出身の力が生きてくるか。
以下、揉まれない大外11番枠は序盤の先行争いにはいい材料であると思うし、
上手に先行集団に取り付き、流れに乗れれば力は出せそうなヒカリアライブ。
屈腱炎から1年1ヶ月ぶりの復帰戦の上、グレード別定62kgと条件的には厳しい
ものの、09年、11年と比較するとかなり勝ち時計の遅かった中山大障害を勝って
いることを思えば時計のかかりそうなコース形態、馬場状態、レース条件は
いい方向に出そうなバシケーン。
初の重賞挑戦、距離延長は少々不安であるものの、渋った馬場と阪神コース
には問題はなく、入障後は好位から中団の前あたりのレースという安定した
取り口には好感を覚えるアグネスラナップを。
【買い目】
・馬連
◎‐○▲△×
(3月10日22時30分ごろ追記)
ハズレ。
中団からじわじわと位置取りを上げた
バアゼルリバー。4コーナー出口では
2番手となり、ほぼ同時に最終障害を飛越したアグネスラナップ、ヒカリアライブを
直線で突き放しての完勝で、未勝利、オープン特別、重賞と3連勝を飾りました。
襷がどうなのかという不安は少しだけありましたが、そのあたりも問題はなく
まったくの杞憂に終わりました。後は、グランドジャンプに向けて順調に
過ごせるかというところでしょうが、このレースに付きまとうジンクスめいた
ものだけはどうしても気になってしまうのです。もうそろそろ、そんなものは
吹き飛ばしてもらいたいと思うし、この勝ち方なら、それができるのではないかと
思うのですが、どうでしょうか。
レース中の故障発生というのは、程度の大小こそあれども、平地でも障害でも
必ず起こりうるものではあります。とはいえ、まだまだ先のある馬であるはずの
ディアマジェスティがそんなアクシデントに見舞われてしまうというのは、
ただただ残念でなりません。
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