グランダム・ジャパン古馬シーズンの一戦でもあり、東海公営の重賞格付けの
最上位であるSPⅠでもある秋桜賞ですよ。 終業後、本場開催に引き続いて川崎ナイター場外が行われていた土古まで 出かけたのですが、上記の点を盛り上げようという雰囲気は、場内には まったく無し。かと言って、このレースに関してのネット上での情報発信に 主催者側が積極的かというと、そうでもないわけで。 土古に通いだしてもう何年もたつのですが、こういう点は非常に残念に 思うところ。昔のように、何もしなくてもレースを組めば売れるという 時代ではないんです。 競馬というのは、商売でもあるし、観客を入れて行う興行でもある。 このあたりを全く理解できていないように思われるし、また、その点を 真剣に考える気もないようにも思われます。 各地で地方競馬の存廃問題がクローズアップされつつある昨今。土古だって 対岸の火事と思っていてはいけないはず。 「2012年まで頑張って、もう一度JBCを開催すればいいんじゃね?」などと 中の人が考えたりしていないことを祈るばかりです。 ◎キーポケット ○シルバーウインド ▲エンタノメガミ △ボニータシチー 登録のあったテイエムヨカドーはトゥインクルレディー賞を使ったためか回避、 そして、グランダム・ジャパンでは3歳シーズンに続き古馬シーズンでの 優勝も狙える位置にいたエレーヌの突然の訃報(あの戦績ではいつか どこかが壊れてしまうとは思っていましたが…)。 理由はどうあれ、メンバーは小粒となり、興味・関心の面でそそられる点は 薄くなってしまいましたが、とりあえずは買います。 オレ流◎は、兵庫からの刺客・キーポケットに。 意外なことに土古は初めての参戦であるものの、戦績を見る限りでは初めての コースは苦にしないタイプに思われるし、遠征競馬でどうこうということはないか。 重賞7勝と格負けはしないし、距離適性も問題はないでしょう。 あとは、差しが決まりやすくなってきたとはいえ、基本的に逃げ・先行が 圧倒的に有利な土古の馬場にどう対応するか。ある程度前に行ければ 勝ち負けではないでしょうか。 シルバーウインドは、昨年のこのレースを制するなど、血統的なイメージ とは裏腹に、意外と1800mはこなしているという印象。 またスタートしてからすぐに3コーナーというコース設定で外枠を引いて しまった点はどうかと思う半面、絶対的な逃げ馬不在なメンバーであり、 すんなり行ければ昨年同様の好走も期待できそうで。 以下、昨年のこのレースでは3着、地元でも牝馬重賞戦線の常連でもあり、 力さえ出し切るレースが出来さえすれば、前走からの巻き返しもあっていい エンタノメガミ。 格上挑戦となりますが、土古向きの先行力と、転入以来(13-1-1-0)という 抜群の安定感でどこまで頑張れるかに期待をかけたいボニータシチー。 この2頭までを押さえに。 土古からそれほど遠くないところに住む地元民としては(車や自転車の方が 公共交通機関よりも早く現地へ行ける)3歳のトップグループにいる メモリーキャップと、昨年の東海ダービー馬・ダイナマイトボディも、 心情的にも馬券的にも応援したいところではあります。 しかし、前者は、2走前東海クイーンカップでは、逃げるピュアストーンを 捕らえきれず、エレーヌには並ぶ間も無くかわされてしまったことを考えると、 古馬相手のここではどうかという疑問が。 後者は、このところは控えるレースで結果が出ていないし、重賞とはいえ 秒単位での敗戦が続いていることを見れば、本調子ではないのかも。 《買い目》 ・馬単 ◎→○▲△ 2年前、園田JBCのアンダーカードとして組まれた兵庫クイーンカップで 見せつけられた強さを忘れられません。 ウラ目、タテ目を食らってもいいので、男らしくこの買い目で。 (9月29日21時頃追記) ハズレ。 ウラ目です。まあ、しゃあないわ。 向こう正面から仕掛け、抜群の手ごたえで4コーナーを回った エンタノメガミがキーポケットの猛追をハナ差で凌いでの勝利。 生観戦の都合がつかず、仕事を終えた後、自宅のパソコンで オンデマンド観戦でしたが、もう、ゴール前は熱かった。 ウラ目を買っていなかったので、なおさらですw。 2コーナーを回りきって、向こう正面に入るか入らないかという あたりからもの凄い勢いで追い出しにかかるのは、園田競馬では おなじみの光景。土古でもいつも通りの乗り方でガンガン追ってそのまま ゴールまで勢いを保たせてしまう兵庫のジョッキーの剛腕ぶりは、 いつ見ても凄いなと思ってしまいます。 エンタノメガミは、今回は大幅な体重減で、鞍上はテン乗り。 体が絞れたことも良かったでしょうし、鞍上も馬の力を引き出す 好騎乗ができたというところでしょうか。 馬券のハズレは、まあ、悔しいといえば悔しいですが、能力自体は 重賞レベルのものを持っていただけに、今回の勝利も 妥当なものといえるのかもしれないし、単勝5番人気は過小評価だったの かもしれません。 一方、鞍上のアクションの割には終盤の手ごたえがいま一つに見えた キーポケット。ゴール寸前では素晴らしい伸び脚を見せましたが、 コーナーではもたついたという印象。園田に比べれば角度が緩やかな 土古のコーナーは、あまり得意ではないのでしょうか。 PR |
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