さて、まもなく凱旋門賞のスタートです。
休み明け初戦、現地でレースを使わずぶっつけ本番、相手は強豪揃い、 スローペース必至のレース展開、それ以前に日本にいたときのように 大外一気で勝てるのか、などの数々の不安要素があるにもかかわらず、 『あの馬』が勝てるという、根拠のないムードが広がっているような気がして なりません。 トリノオリンピックの頃のことを覚えているでしょうか。 メダルは確実とマスコミに騒がれた多くの有力日本人選手が、実力を出し切れずに 終わったことを。今回の雰囲気は、ワシには、その時を思い起こさせるのです。 過剰な期待は決してかけてはいけない。勝負事に絶対はないし、確実に勝てるという 保証などないのです。 仮に多くの人が望む結果が出なかったとしても、素直に、目の前に現れた結果を 受け入れる。それくらいの気持ちで臨むべきではないのか。そう思います。 (10月2日1時頃追記) 正直なところ、上記のような不安要素を心配していたこともあり、勝てるとは 思っていなかったのですが、それでも、よく頑張ったじゃないですか。 とりあえず、無事に回って戻ってこれたことを喜ぶべきでしょう。 折り合いもほぼ大丈夫だったし、ラストスパートのタイミングなども問題は なかったように思うのですが、やはり、この結果は、勝ち馬、2着馬との 斤量の差なのでしょう。 ディープよりも強い馬は、世界中にいくらでもいる。当たり前のこと ではありますが、それを再認識させてくれた結果であると思うし、日本の多くの ファンや、競馬に興味があまりない人も、そのことを理解できたのではと思います。 ニュース番組で、馬の頭の被り物をしていた人(それだけはやめてくれよ。 日本の恥だ)、ディープの単勝馬券を買い求める人、金子馬の勝負服Tシャツを 着た人、などが紹介されていましたが、彼らは、相当がっくりしているのでは…。 PR |
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