さて、土古での2度目の開催となるJBCです。
いろいろあって、前回ほどの気持ちの高まりはありませんが、何とか 有給休暇をねじ込めたので、朝から現地へ突撃します。 月曜日は休みだったこともあり、馬場状態の確認も兼ねて土古へ行って きましたが、11月とは思えないくらいの寒さ。シリーズ初日のレースには 目もくれず、入り口前に陣取っていた徹夜組の皆さん(写真の真ん中あたり)は、 今晩の寒さをどう凌ぐのでしょうか。 GⅠなどのダート重賞があるときだけ、のこのこと土古にやってきて 僕たち競馬ファンなんです、なんて態度をされても、正直なところ困るのですが、 それなりのお金を落としてくれると思われるので、我慢です。 場内は、それなりの雰囲気作りがされていました。こんな感じ。 カメラがしょぼくて、アレなのですが、ゴール前の内ラチにも、さりげなく レース名が書かれていたり。 建物自体がまったく機能していなかった第3スタンドも、部分改修工事が終わり、 観戦スペース、有人の投票窓口、展示室として使えるようになっていました。 展示室の中には、競馬組合の歴史だとか所属騎手の紹介をするパネルや、 過去のJBCに関する写真・資料(宣伝用ポスター、歴代優勝馬の写真)などが。 11月4日以降も、有効に活用していただきたいものです。 そして、第2スタンドには、土古では初めてとなる発売・払い戻し兼用の 発券機が12台設置。お金の代わりに当たり馬券を投入して新しい馬券を 買えるかどうかまでは確認するのを忘れました。 たかだか12台増やしたところでどうなのかとも思いますが、 こういう設備投資は、どんどんやってほしいですね。 あとは、パドックの隅に、馬の形をした、かわいらしいプランターが。 雰囲気作り、混雑回避などのそれなりの努力はしてきたかな、という印象を 受けました。あとは、大したトラブルも無く、興行を終えられるといいのですが。 それでは、予想の方に。 【JBCスプリント】 ◎アドマイヤスバル ○ビービーガルダン ▲スーニ △フジノウェーブ フェラーリピサの出走取消は、残念な限り。 一気の距離短縮がどうなのかとも思いますが、アドマイヤスバルの好調さを 買いたいところ。 ポートジェネラル、ノースダンデーなどが逃げを打ち、それなりの、よどみの 無い流れができるはず。好位から中団の内目で、前を見ながらのレースが できるこの馬に流れが向くのでは。 ビービーガルダンのダート適性はまったくもって未知数ですが、とりあえず、 前に行ける力があるという点は、逃げ・先行馬天国の土古では強力な武器。 スーニは能力は確かですが、コーナーを4つ回る小回りコースでの適性が どうなのか。兵庫チャンピオンシップでの敗戦に、そのあたりへの 不安を覚えます。 理由はどうあれ主戦の御神本が乗れない、大井1200m>小回り1400mという点が 気になるフジノウェーブですが、レースの流れそのものは向きそう。 《買い目》 ・馬単 ◎→○▲△ 【JBCクラシック】 ◎ヴァーミリアン ○マコトスパルビエロ ▲ワンダースピード △マルヨフェニックス なぜフリオーソは回避したのでしょう。ヴァーミリアンに恐れをなした、 南関東以外では良績を残せていない、といった点を考えてのことだとしたら、 言葉は悪いですが、川島先生は相当のヘタレということになりはしませんか。 勝てるレースを選んで使うのも、調教師の立派な仕事の一つですが。 このメンバーならヴァーミリアン本命で仕方の無いところ。連軸としては 最適だと思います。あくまで連軸としては。 ヴァーミリアンは、ここまでに地方戦も含めGⅠで7勝という素晴らしい実績を 残し、このレースで8勝目がかかります。強さは文句なしだし、鉄砲も バリバリに利く馬です。ただ、不安な点は、GⅠ8勝目を目指してきた 過去の名馬たちが、ことごとくその壁に阻まれてきたこと。 シンボリルドルフも、テイエムオペラオーも、アドマイヤドンも、 カネヒキリ、ブルーコンコルドも、みんなそうでした。 歴史は繰り返す。そんな気がしてなりません。 脚質的にも、ある程度前に行くレースもできるけれども、中団あたりからの 差すレースが持ち味。展開次第では、前が残る土古の馬場にも阻まれ、 差し届かずということもあるのでは。 秋の馬場改修工事で多少はマシにはなりましたが、逃げ・先行が圧倒的に有利で、 とりあえず前に行かないとどうにもならないのが、土古の馬場の特徴。 ヴァーミリアンに土をつけるとしたら、前に行って頑張った馬ということに なるのではと思います。 小回り向きの先行力を持つマコトスパルビエロ。逃げられるのなら逃げるだろうし、 前走は3番手からのレースで勝ったように、控えても何とかなるか。 重賞2連勝中の勢いに、笠松所属時代に数え切れないくらい乗っていた 土古コースを良く知る鞍上の力が加われば、波乱を起こすということも 十分に可能でしょう。 ワンダースピードも先行力と揉まれない大外枠が魅力的だし、3コーナーまでの 距離が長い1900m戦であれば、逃げも好位からの攻めも可能でしょう。 土古では名古屋グランプリ優勝、名古屋大賞典2着と、コース適性も問題なし。 フリオーソ回避、地方からのメンバーも今ひとつということで、地方勢の 期待を一身を背負う形となってしまったマルヨフェニックス。 帝王賞では落馬寸前のスタート、姫山菊花賞では出遅れと、スタートには 不安は残りますが、昨年の今頃とは比べ物にならないくらいの順調度と 好調さ。枠順も生かしてインコースをロスなく回るレースになるでしょうが、 それなりに先行できたのならば、一発の期待も。 4年前はレイナワルツの大健闘で、スタンドが揺れるという形容がぴったりくる 大歓声に場内が包まれましたが、今年は、マルヨフェニックスに、そんな走りを 見せてもらいたいものです。 《買い目》 ・馬単2着ながし ○▲△→◎ (11月3日22時頃追記) 開門時の混雑を回避すべく、時間をずらして余裕を持って自宅を出て、 午前10時過ぎに土古へ。 近所に住んでいると、こういうことができるのは、いいですね。 朝からこつこつと現金と携帯電話(楽天競馬)で投票したものの、 結局は11打数1安打_| ̄|○。第6レースの馬単が獲れただけでした。 4年前はいろんなことがありましたが、今回は、特にこれといったトラブルも 無く(現場にいる限りではそう見えました)全レースが終えられたというのは 興行的な面から見れば良かったのではないかと思います。 それにしても、今日は楽天競馬ユーザーは大変でした。 ワシなどは、11時30分頃に入金処理が済んでいたのでまだ良かった (それでも、入金手続きをしたのは10時過ぎ)のですが、お昼頃から、 さあ馬券買うか、と動き出した人たちはひどい目に遭ってしまったようで。 魅力的なポイントキャンペーンがあったとはいえ、こういうトラブルは 起こしてはならないわけですが、ユーザー側も、いろいろと自衛策を 取らなければならないということでしょうか。 オッズパークやSPAT4を携帯電話でも使えるように準備しておくとか、 当日に、現地や場外など紙の馬券が買える場所に行くとか。 【JBCスプリント】 ハズレ。 コーナーを4つ回る小回りコースでは割引かと思っていたスーニでしたが、 4コーナーあたりで少しもたついたものの、最後は力でアドマイヤスバルを ねじ伏せたという印象。これで、本格的にスプリント路線に力を入れていく ことになるのでしょうか。 今日一日、特別に場内実況を務めた矢野吉彦アナも 『世代交代です!"change"です!』と叫んでいましたが、これで、スーニ時代が 到来することになるのか、気になるところ。 層の薄いスプリント路線だけに、それも十分有り得そうですが。 【JBCクラシック】 ハズレ。 本文で"歴史は繰り返す"と書きましたが、繰り返されたのは、 GⅠ8勝目を阻む目に見えない力の発動ではなく、同一GⅠ3連覇 という偉業の方でしたね。 ヴァーミリアンは道中、インコースで動くに動けない状況になり、これは、 過去の名馬たちのように、8勝目を阻まれるのかと思い、かなり興奮して しまいましたが、馬1頭分くらい空いたスペースに潜り込んで、そこから 図ったかのようにキッチリ差し切られては、何とも言えません。参りました。 馬の底力と、ヤネの技術と判断力、そして時の運。ヴァーミリアンの今日の 勝利は、これらによるものだったなと思います。 ただ、ハナを取りきったマコトスパルビエロも、好位の外目につけた ワンダースピードも良く頑張ってくれました。残り100mくらいまでいい夢を 見させてもらいました。たらればを言い出したら切りがありませんが、 ナイスファイトでした。 マルヨフェニックスにはかなり期待をしていましたが、これが現状での力と いうことでしょうか。まだ5歳。これからです。 PR |
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JBCの話の前に、どうしても言っておかないと、気持ちが治まらないことが
あるので、少し。 11月2日付の中日スポーツ、中央競馬面の記事です。 とりあえず、カンパニー&横山典弘、おめでとう、という感じの 内容なのですが、この中に、致命的な間違いが。 カンパニーは8歳での優勝ですが、カラジは10歳での優勝。 それも、10歳から12歳にかけての3連覇なのですが。 史上初でもなんでもないわけです。 なぜ、『平地GⅠでは初めて』という書き方ができない(しない、する気がない) のでしょうか。 平地と障害は、どちらも、JRAの中で行なわれているものなので、別物扱い することはないはずなのですが、どうも、競馬マスコミというものは、 障害戦は、日本の競馬には存在しないものとして考えたいようで。 記事を書いた大野英樹記者は、中央競馬面で『3連単大きい野で勝負』という 大穴狙いのコラムも書いていますが、競馬記者としての資質などと言った点で 大きな穴が開いていると言わざるを得ませんね。 まあ、もっと大きな問題は、他のマスコミも、中スポなどと同じスタンスを 取っているところばかりだということなのですが。 毎日.jp(ウェブ魚拓) SANSPO.COM(ウェブ魚拓) |
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さて、秋の天皇賞なわけですが、まったくもって、気持ちが高まりません。
JRAも"CLUB KEIBA"のスポットCMをガンガン流したり、『SUPER SURPRISE 』の 中で、生CMをやってみたり(2センチと言われる昨年の1・2着馬の着差は、 田中裕二の身長と同じ、などと太田光がボケていましたが)と、正直、必死だなと 思わずにはいられませんでした。 こちらの方はほどほどにして、京都の障害オープンだとか、3日のJBCの方に 資金を多く回すことにします。世間一般の自称競馬ファンは、まったく 逆なんでしょうが。 天気が心配ですが、馬券を仕込んだら、JBCスペシャルトークショー in NAGOYAを 見に、久屋大通公園へ行こうかと思います。 レースの模様はワンセグか、帰宅後、JRAホームページでの映像で確認するかも。 問題は、会場がエンゼル広場、久屋広場、光の広場の内のどこなのかということが どこにも書いていないことなのですがw。 多分、久屋広場でしょうけど。 ◎ウオッカ ○シンゲン ▲ヤマニンキングリー △アドマイヤフジ 前走は、府中では勝ち星のなかったカンパニーに差し切られるという 失態を演じたウオッカ。この敗戦で、衰えが見えたなどという 声もありますが、これと言った逃げ馬不在の中、好スタートから押し出される ようにハナに立つことになり、不慣れな逃げるレースを強いられた結果だった と思います。 今回は、最内枠を引いたコスモバルクをはじめとして、スクリーンヒーロー、 アドマイヤフジ、キャプテントゥーレなど前に行きたい馬が多くいるので、 これらを行かせて壁を作ることができれば、好位で脚を溜めることは十分に 可能なはず。好位から中団でのレースになりさえすればGⅠ通算7勝目という 結果は、普通に付いてくると思います。 相手ですが、バリバリの府中巧者で、前走は、右回りでも一応の結果を出した シンゲン。 もともと、コースを問わず好走できていた馬だし、前走に見られたイレコミが 見られなくなる、馬体が回復するという条件付きではありますが、前述の点が 解消されれば、もっと頑張れていいヤマニンキングリー。 左回りには良績はありませんが、スミヨンへの乗り替わりという点には 警戒が必要と思われるアドマイヤフジ。 カンパニーですが、前走は完全に展開が向いただけなのでは。 アサクサキングスは、恐らく叩き良化型。 オウケンブルースリと、ドリームジャーニーは、左回りよりは右回り、 府中よりは京都、阪神という印象。 サクラメガワンダーは、府中は苦手なのかも。 マツリダゴッホですか。有馬記念でお待ちしております。 そんな感じで、これらの馬はバッサリと。 あとは、コスモバルクは、鞍上が五十嵐冬樹であれば、全力で買うのですが。 盛岡での前2走は、岩手のトップジョッキーの一人、小林俊彦だったので もやもやした思いを抱きつつも、普通に買いました。 せめて、引退レースのときは、冬樹を乗せてほしいものですが、無理か。 《買い目》 ・馬単 ◎→○▲△ (11月1日21時頃追記) ハズレ。 前売りで馬券を仕込んでから、時間を潰して、久屋大通公園へ。 あいにくの雨ということもありましたが、事前の宣伝不足なのか、 "JBCスペシャルトークショー"というだけではカタギの人には何がなんだか わからなかったのか、寂しい客入り。ていうか、ロゴマークに頼らず、 きちんとしたフォントで『JBC』と書こうぜ。 左上:会場にあった、イベントスケジュールの案内看板。 右上:開演2分くらい前の客席。最終的にはもう少し増えたけども。 下:その他大勢扱いされた、井上オークスと、名古屋競馬の騎手たち。 内容の方も、JBCとは何かという説明も、当日どんなレース、イベントがあるのか、 といったことの説明も不十分に感じられ、ただ単に、司会の長谷川満が、 藤川京子、井上オークス、そして、参加告知はされていなかったはずの吉田稔、 山本茜、宇都英樹(ステージへの登場順)とダラダラ話をするだけ、というものに 感じられました。 3度目の土古でのJBC開催があるときは、ウインズ名古屋あたりで、競馬好きだけを 集めてこういうことをした方がいい気がします。どれくらいの金や手間が かかったのかはわかりませんが、この程度の出来でしかないのだったら、 やってもやらなくても同じ。愛知県競馬組合は、もっと上手に、頭と金を 使ってほしいものです。 まあ、組合のやる気の無さは、今に始まったことではないですが。 さて、本題。 平均からスロー、という感じのペースで流れた道中。流れがある程度緩ければ、 ウオッカもカンパニーもほぼ同じくらいの上がりを繰り出せるわけですが、 同じくらいの末脚を持っているのならば、当然、少しでも前にいるほうが 勝つわけで。 ロスなくコースを回り、かつ、ウオッカよりも前にカンパニーを走らせていた 横山典弘の戦術勝ちですね。 ただ、直線で隣り合った位置に2頭がいて、どちらにも前が塞がるなどの不利が 無ければ、ウオッカが勝っていたのかも。 このレースの連覇が期待されたウオッカは結局3着に終わりましたが、外を 回せていたり、スムーズに馬群を割れたりしていれば、もう少し何とか なったのでは。能力の差で負けたのではなく、レースの流れ、位置取り、 展開、そういったもので負けたと言う気がします。正直なところ、 カンパニーやスクリーンヒーローがウオッカよりも強い(≒総合的な 競争能力が上回っている)とは、とても思えないのです。 ジャパンカップあたりに無事に出てこれるようならば、もう一度、 ウオッカを狙います。 |
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先週までの"ぎうぎう"が一段落し、今週は、かなりダラダラとした
一週間を過ごしました。 さて、今日は、牡馬クラシック戦線の最終戦なのですが、幸か不幸か、 軍資金があまり多くなかったりします。非常に難解なレースという印象も 受けるので、当たればラッキー、という感じで買いましょうか。 ◎イコピコ ○リーチザクラウン ▲セイウンワンダー △ブレイクランアウト ×シェーンヴァルト 群雄割拠、というより、主役不在、乱菊という言葉がぴったりなこの一戦。 いろんな意味で悩ましいメンバー構成ですが、春先に頑張っていたメンバーを 中心にしてみます。 本番に直結しないことで有名なセントライト記念組は、完全に無視。 神戸新聞杯では完璧に折り合い、直線で外目に回すという四位のいつも通りの 乗り方も良かったのでしょうが、素晴らしい末脚を繰り出したイコピコ。 距離がどうかという見方もありますが、折り合い面には問題はなさそうなので 何とかなるでしょう。近年のこのレースは、スタミナというよりは、上がりの 瞬発力勝負の傾向。道中をうまく運んで、いつものように四位が大外を 回す策を取れれば、持ち前の切れ味を生かして、直線でグングン伸びて くれるのでは。 力はあるけれども、それを生かすには今のところ逃げるしかないのが 問題であるリーチザクラウン。ここぞというところで繰り出される横山典弘の 奇襲攻撃も気にはなりますが(逃げそうな気が…)、恐らくは、ハナを主張し、 淡々とした流れに持ち込むか。スロー~平均ペースの流れに持ち込めれば どうにかなるかも。 前走は、好位追走からしっかり折り合い、僅差の3着となったセイウンワンダー。 叩いた上積みはありそうだし、好位あたりで流れに乗れれば、いいレースは できるかも。 あとは、古馬との初対戦、やや重の馬場状態だった前走でも、しっかり 折り合った上でいい末脚を繰り出し、決め手のあるところを見せ、右回りや 遠征競馬にも一応の目処をつけたブレイクランアウト。 神戸新聞杯では直線でインの狭いところを狙うも、前が詰まり ろくに追えなかったという不利を度外視してみたいシェーンヴァルト。 この2頭まで。 春先に言われていた"3強"の一角、アンライバルドですが、力はあるのでしょうが、 神戸新聞杯での、終盤までかかり通しのレースを見せられてしまうと、 とても買う気にはなれません。脚を溜められそうな内枠を引いたのはいいと 思うのですが、折り合いに難のある馬を長距離戦で買うのはちょっと。 岩田が上手いこと乗りこなして結果を出せば、その時は大いに褒めますが。 血統的にも、兄がフサイチコンコルドとボーンキング、甥がヴィクトリーと 一発屋的な匂いが漂うので。 《買い目》 ・馬連 ◎-○▲△× (10月25日18時30分頃追記) ハズレ。 ウインズ名古屋での観戦でした。以前は500円単位での発売だったこともあってか、 2階フロアは、他の階に比べれば余裕がありました。禁煙ということもあるので、 立ち寄った際には、ここを主戦場にしますか。 さて、本題に。 一言で言うと、なんじゃこりゃ。というレースでした。 臨戦過程とか、"セントライト記念組は不振"みたいなレース全体の傾向とか、 重賞レースの経験・戦績などは考えずに、長距離に強そうな血統というだけで (今回の場合はダンスインザダーク産駒だけ)買えばいいのですね。 そうですかそうですか。 あとは、サイン狙いかw。スリーロールスが3番枠に入ったフォゲッタブルを 連れて来るなんて、もう、サイン的には完璧じゃないですか。 バカ話はこれくらいにしよう。 確かにスリーロールスは、末脚が切れるタイプではありましたが、2000m以上の 距離経験もなければ、重賞実績もなく、前走でようやく1000万下を勝ち上がったと いう程度の馬。過去のレースをきちんと見ていないほうが悪いと言われりゃ それまでですが、本命党ヒモ荒れ派のワシであっても、ヒモでも買えません。 とりあえずは、おめでとう浜中、というところですが、果たして、今後は どんな成長ぶりを見せてくれるのか。一発屋で終わりそうな気もしないでも ないですが、長めの距離ならば馬券的な注意は必要でしょうか。もし、 より一層力をつけていき、来年、天皇賞(春)に出るなんてことがあったときには 忘れずに買いたいものです。 フォゲッタブルに関しては、ハナから眼中になかったので、特に言うべきことは ありません。血統的にも何の思い入れもないので、しばらくは静観します。 好位集団からやや後ろというあたりでレースを進め、3着入線した セイウンワンダー、結果的に中団よりも前のほうにいた馬が上位入線する流れで、 自分のレースに徹し、最速の上がりで追い込み、4着となったイコピコ。 1000mをちょっと速いんじゃないのかというくらいのラップタイムで逃げ、そこから ぐっとペースを抑えてスタミナを温存し、勝ち馬から0.4秒差の5着に粘りこんだ リーチザクラウン。 この3頭は、力のあるところを見せたのではないかという気がします。 あとは、アンライバルド。序盤に躓くという不利があったとは言え、15着は 負けすぎ。皐月賞優勝は、やはり、前崩れの流れが向いたというだけのことで、 落ち着いた流れになるとダメ、ということでしょう。 『馬脚を現す』とは、このことを言うのかという印象ですね。 アントニオバローズは、まずは、喉の具合をしっかりと治してから。 |
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『くるねこ大和』的な表現をすれば"ぎうぎう"な状態で、今日の夜くらい、
下手をすれば翌朝頃にそのピークを迎えるという状況なのですが、 とりあえず、馬券は買います。 ◎エイシンボストン ○キングジョイ ▲オープンガーデン △ビコーフェザー ×マンノレーシング ゲート設置位置を間違えるという前代未聞のレースとなり幻のレコードタイムが 生まれた5月の平場オープンや、東京ジャンプステークスでの快勝など、 府中コースでの走りには問題のないエイシンボストン。 ある程度前に行きたいタイプであり、内目の枠を引けたのは好材料。 逃げを狙いに行くであろうテイエムトッパズレ、コウヨウウェーブなどを 見ながら好位からのレースができれば、4連勝という場面もあるのでは。 以下、相手候補は、取りこぼしの多いタイプではあるものの、地力という面では 最上位と思われるキングジョイ。 追い込んで届かずというレースは多いけれども、得意の府中コースならば 直線で確実に差を詰めてくることができるオープンガーデン。 やはり不安は白浜ポジションの発動ということになりますが、それでも 左回りコースでは物凄い末脚を使えるし、ゴール手前は緩やかな下りに なっている府中の直線ならば切れ味は増すのではという気もするビコーフェザー。 府中や、左回りの障害コースそのものが初めてなのがやや気になるものの、 近走の好調さと、○、▲、△同様に末脚には魅力を覚えるマンノレーシングまで。 《買い目》 ・馬連 ◎-○▲△× 秋華賞も、少々。所用のためライヴ映像は見れないので、前売りで仕込みます。 昨年は東京オータムジャンプを観戦後、ムーンライトながらで帰宅し、 自宅でどうしようかしばらく悩んで、結局、残っていた『鉄道の日記念・JR全線 乗り放題きっぷ』を使い、淀まで行って観戦をしましたが、大波乱の結末を 見せられるという結果に。今年はそこまで荒れることはないでしょうけど。 ◎ブエナビスタ ○レッドディザイア 凱旋門賞に行くとか言っておきながら、ステップレースとして選んだのは ロンシャンの2400mとはまったく結びつかない札幌2000mの札幌記念。 追い込み型、かつ、広々としたコースで実績を残してきたのに小回りコースでの レース、初めての札幌コース、鞍上の体重調整など、取りこぼしの要素が てんこ盛りであり、案の定、前のほうで上手に立ち回ったヤマニンキングリーを 捕らえきれず2着という結果に終わったブエナビスタ。 今にして思えば、陣営は、フランスになど行く気は200%なかったのだろうと 思います。 まあ、シーザスターズのあのパフォーマンスを見せられれば、どう頑張っても 厳しい結果になっていたと思うし、回避という選択は大正解だったでしょうが。 中間に蟻洞を発症したというニュースもありましたが、ここに出てこれると いうことは経度のものだったのだから気にすることはないだろうし、春の クラシックの走りを見ていると、他馬の逆転は非常に難しいという気がします。 何事もなければ3冠達成でしょう。 やれ、京都の内回りは紛れが多いだの、直線が短いので届かないだの何だの 言う(自主規制)が多くて困りますが、札幌であれだけの脚を使えたのだから、 直線部分がより長くなる京都ならば普通に差し届くでしょう。勝己さんも そのあたりは考えるはず。 相手も、中間に発表されたレーティングでもブエナビスタとわずか1ポイント差の 高評価を得たレッドディザイアでいいのでは。 前走の敗戦は、開幕週の馬場を生かした、男・藤田の戦術力の勝利という印象。 状態も良さそうだし、四位がいつものように大外をぶん回せば、2着は十分に あるでしょう。 《買い目》 ・馬単 ◎→○ 2頭軸総ながし(マルチなし)で3連単の3着を買うレース、という気がします。 ワシは買いませんが。 (10月18日23時頃追記) "秋のぎうぎう祭り"も、どうにか終了しました。疲れた。喉が痛い。 手短にまとめます。 【東京ハイジャンプ】 ハズレ。 エイシンボストンは、位置取りそのものは悪くはなかったのですが、第4コーナー あたりで手ごたえが悪くなり、馬券的に終了。落鉄したというコメントも あったようですが、それを差し引いても案外なもの。何事もなければいいのですが。 強いのか弱いのか、今ひとつ捉えどころのない印象を受けるテイエムトッパズレ。 重賞をいくつも勝てるのだから弱くはないのですが、どこに出ても、勝ち負けに なるという印象を持てないんですよね。 やはり最大の目標は、暮れの大障害か。積極的には買いづらいですが、 押さえなければならないか。 【秋華賞】 ハズレ。 午後4時過ぎに外出先で、携帯版JRAホームページで結果を確認して、 思わず「ええーっ!」と声を上げてしまいました。 勝負事なのでいつもレースに勝てるということはありませんが、ブエナビスタの 降着というのには驚かされました。レースの中での流れによるもので、 あのようになってしまったのでしょうが。 確かに、勝己さんの手綱捌きのせいで藤田は不利を受けてしまいましたが、 あれがアウトなら、昨年のオークスでのトールポピー&池添は、 間違いなく降着です。 馬券を割られたこともあるし、今でも納得の行かない裁定なので、折に触れて 話題に出してしまうのですが。 今年の牝馬クラシック戦線は、結局のところ、レッドディザイアと ブエナビスタだけが目立ったという印象を受けました。世代レベルは それほどのものではないようにも思います。 |
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