障害レースファンにとっての、年に二回の実力テストがやってきました。
今年も、船橋市の試験会場での受験です。 1か月前には、すでに往復の電車の切符を確保するなど、気合だけは 十分すぎるくらいに入っていたのですが、思うように予習、復習ができず、 そのあたりは少々不安ではあります。 さて、大障害というと、例年であれば、有馬記念の前日に組まれるのですが 今年は、その1週間前。どうにも違和感がぬぐえません。 大障害も含めた土曜日のレースをそっちのけで、競馬場前で場所取りを している人たちを冷ややかな目で見つつ、『どうして、そんな寒い中、 わざわざ並んで、徹夜までもしちゃうんだろうなあ。』と思ってしまう、 そんなことができないのは、残念ではあります(レース前日以前からの 行列、徹夜等は否定的に考える派なので)。 で、違和感というと、今年は、何とメインレースでの実施。 第10レースに組まれる理由は、いろいろと聞いていただけに、これには 驚かされました。 理由はどうあれ、年に2度しか組まれないJ・GⅠがメインレースとして 行われるのは実に良いこと。地上波の中継でも流れるわけだし。 熱戦をじっくりと堪能したいと思います。あとは、鳥千のフライドチキンと 耕一路のモカソフトも、忘れずにw。 ◎アポロマーベリック ○レッドキングダム ▲オースミムーン △バアゼルリバー ×リキアイクロフネ 休み明け初戦となった東京ハイジャンプは逃げてレースを作るも、直線で 失速。そこからイルミネーションジャンプステークス当日に、自己条件の ダート戦を使い、出走体制を整えてきたアポロマーベリック。 このローテーションがどう出るかでしょうが、地力、実績はメンバー中 最上位であることは言うまでもありません。素直に、力を評価したい ところです。 逃げてもいいし、好位からでも大丈夫。恐らくは、ドリームセーリング あたりの後ろにつけてのレースになるのではという気はしますが、 極端な出負け等がなければ、力は発揮できると思います。 当日は、弱い雨が降るという予報が出ていますが、渋った馬場でも 結果が出ているので、その点はマイナスにはならないでしょう。 今回は、障害リーディング争いを繰り広げている北沢を起用した レッドキングダム。前哨戦から中1週という点で、疲労の蓄積などは 不安ではありますが、中山コースには対応できたことは評価したいです。 ◎を負かそうと思うのならば早めの進出が必要になるとは思いますが、 そのあたりは鞍上の戦略、手腕に期待です。 春のグランドジャンプでは、前々でのレースも終盤に失速してしまった オースミムーン。大障害コースも2戦目、前回の経験は少なからず生きてくるか。 前走は、鞍上が腹をくくっての大逃げを打ち、それが見事にはまる形での 復活劇。さすがに、同じ手は二回も通用しないだろうし、タフな中山コースで そんな芸当は至難の業ですが、実力は持ち合わせ、脚質も幅はあるタイプ なので、あとは、道中の動き方一つで。 あとは、長期休養からのカラジ的ローテーションで、どういった結果が 出るかでしょうが、コース経験も豊富で、小坂からの手変りがいい結果を 出すのではと思いたいバアゼルリバー。 やはりローテーションは気になりますが、コース実績もあり、かつ、 関東馬でありながらも京都のレースで好走を続けるなどレースセンスと 地力も兼ね備えており、末脚も確かなリキアイクロフネを。 東京ハイジャンプでの大激走で一躍穴人気をしているサンレイデューク ですが、前走での大ブレイクは、やはり有力馬の凡走などにより 恵まれた面が多少なりともあると思うのです。印の上では無印で。 《買い目》 ・馬連 ◎-○▲△× ○-▲△× 何事もなければアポロマーベリックが格の違いを見せるのではと思うのですが 不安要素もないわけではなし。一応、北沢からのタテ目も切ってみます。 (12月21日12時30分ごろ追記) 馬連◎-○的中。 レース時には小雨は降ってはいましたが、本降りにはならず、 その点は安心しました。 好位追走から、逃げたドリームセーリングを満を持してかわして 先頭に立ち、J・GⅠ3連勝を目指したアポロマーベリック。 直線での脚色も悪くなく、このまま押し切りかと思いきや、 レッドキングダムの末脚がさく裂、あっという間に前を捉えて 1着でゴール。この結果には正直なところ驚きました。 道中ではやや折り合いを欠くようなところが見られたものの、 鞍上が「最終障害を越えたところでもう一度ハミを取った」と 語ったように、そこでもうひと伸びするという頑張り、粘りを 見せました。もし、折り合いもスムーズであったのならば、 もっと楽な勝ち方は普通にできていたとも思われるだけに、 レッドキングダムの力は、まだ底知れないものを秘めているのかも しれません。 去年の今頃は、これはアポロマーベリックの長期政権が樹立されたか と、冗談を抜きにして思ったものですが、今回の結果で、 また、障害界は混沌としてきたか、という気もします。 来年も、あれこれと頭をいい意味で悩ませるレースを沢山楽しめそう で、楽しみです。 敗れたアポロマーベリックも、理想的なレース展開ができた上での 惜しい負けでしたが、自身を上回る相手の末脚の切れ、単純に 少しだけ運が向かなかった、そういったレベルの問題なのかなという 感じもあります。力が足りなかったというものではないだけに、 もう一度戦えば、どうなるかというところでしょう。 馬券のほうも、地方中央を含め、今年最大の勝負をしてみましたが、 どうにか結果が出て、大幅なプラスで終了。 当初は『ガツンと張って、帯封を持って帰り、その後(自主規制)でも してやろうか』 などと思ってはいましたが、そこまでする度胸はなく。 馬券も上手くいったので、正直、朝日杯や有馬記念などは、もう どうでも良くなりましたw もう、そっちのほうは適当に、少しだけ買う。 すっかり気分が良くなり、東京駅でお土産を買い込み、帰りのこだまの グリーン車でささやかな祝勝会&反省会。 ここまでは良かったのですが、飲み過ぎがたたったのか、寝てしまい、 下車予定の名古屋を過ぎたところで車掌さんに起こされてしまう始末w 慌てて岐阜羽島で乗り換え、名古屋まで戻り、事なきを得ましたが、 気の緩みから来る、凡ミスでしたね。 家に帰るまでが遠征なんですから。次からは気を付けなければ。 PR |
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