年に二度の、障害レースファンにとっての実力テストです。
今回も船橋市の会場での受験です。 一か月前には新幹線の切符も確保し、準備万端、と言いたい ところだったのですが、このところは何かと忙しく、準備が 十分にできず、不安もあります。 ではありますが、そんな不安も吹き飛ばすような熱戦、好レースが 見られればいいなと思います。 何かとストレスのたまる今日この頃ではありますが、レースを見て 耕一路のモカソフトや鳥千のフライドチキンなどを食べて、できれば 馬券もしっかり当てて、もやもや感も吹き飛ばせることができれば。 ◎アポロマーベリック ○レッドキングダム ▲サンレイデューク △ソンブレロ ×シャイニーブラック 昨年末の大障害、そして前哨戦のペガサスジャンプステークスの強さを 見せられると、レッドキングダムの力は相当なものだと思わされます。 ただ、この馬について回るのは折り合い面の問題。序盤の動き方 一つでは、想像以上のスタミナを消費し、終いに影響が出ることも 考えられます。あとは脚質面。どちらかと言えば差すタイプだけに 道中の流れと仕掛けのタイミングひとつで届かないということも十分 あり得ます。ただ、そんな不安要素が杞憂に終わってしまうだけの 底知れなさはあります。普通に快勝ということも十分。 そんなレッドキングダムと勝ち負けになる馬というと、常識的には アポロマーベリックでしょう。前走は、二周目の水壕障害の飛越でトモを 落としたこともあったとはいえ、案外すぎる負け方。 ただ、やはりこの馬は叩き良化型か。形通りであれば二走目にガラリと 変わってくるもの。500キロを超える大型馬だけになおさらでしょう。 メンバーを見渡しても、前に行けそうor行きたいのは恐らくはこの馬だけ。 ハナに立つか、好位でスローな流れに乗るかできれば、十分に余力を 残したうえでラストスパートは可能。理想としては先頭なのでしょうが、 後方から差す展開になってしまわなければ連覇もなくはないと思うのです。 やはり、能力的にはこの2頭が抜けていると思うし、展開の縺れがなければ 力勝負でこの2頭を負かすことは非常に厳しいと思います。 ヒモ候補になりますが、挙げるとすれば、コース経験も豊富で、 スタミナ面も全く問題はなく、終いは確実に伸びてこれるサンレイデューク。 中山コースは初めてとなるのが不安ではありますが、前走での早め進出から 勝ちにいくレースには見所があったソンブレロ。 時計のかかる馬場のほうがいいのでしょうが、中山コースそのものは得意な 部類であり、堅実に走ってくるシャイニーブラック。 《買い目》 ・馬単フォーメーション ◎○→◎○▲△×(8点) (4月19日10時30分ごろ追記) ハズレ。 『ぷらっとこだまエコノミープラン』を利用し、のんびり、ゆったりと 移動し、中山へ。上記プランにおける始発でしたが、もう1時間くらい 早い列車に乗れたのであれば、山本直也アナの『踏み切ってジャンプTシャツ 2015年バージョン』の手売り&サイン会に間に合ったのにw。 切符を確保した後に、それの開催があるということを聞いたので、 いずれにせよ、無理だったんですが。わざわざ切符をキャンセルするのも もったいないし。次の機会にしましょうか。 閑話休題。 ショウナンカミングに絡まれるも、何とかハナを取りきったアポロマーベリック。 出走馬の能力差もあるのでしょうが、道中は縦長の展開。その流れを好位の インコースで追走し、逃げ馬をガッチリマークしていたアップトゥデイトが 外回りコースで並びかけての競り合い。4コーナーあたりで力づくでねじ伏せると、 最終障害もきれいに飛越し、2着に大差をつける完勝劇。 ブランディスが記録したレコードタイムを0.4秒更新する見事な勝ちっぷりでした。 競馬学校騎手課程の第1期生に当たり、同期には柴田善臣、石橋守調教師などが いる大ベテラン。障害戦では実績を積み重ねてきましたが、J・G1の優勝は これが初めて。その資質を同じ葦毛の強豪馬になぞらえて『俺のゴールドシップ』 と語るアップトゥデイトとともに念願の勝利を成し遂げました。 前走の阪神スプリングジャンプでは、先行するも、最後の直線で力尽き、 まだまだ重賞では力は足りないだろうし、中山コース自体も経験はあるものの さすがに大障害コースでは、と思い無印にしたのですが、先行押し切りという 正攻法のレースで、栄冠をつかみました。 深い谷でスタミナを削られることもなく、有力視されたアポロマーベリックに 真っ向勝負を挑んで、相手を自力で潰してしまう心肺能力の高さには脱帽です。 また、レース映像を改めて見直すと、飛越がすごくうまいんですよね。 踏み切るタイミング、着地も問題なく、スピードは落ちないし、無駄な体力を 消耗しない。そりゃ、勝つよなあ、と改めて感じました。 まだまだ馬を見る目が足りませんね。 去年の今頃は、アポロマーベリックの長期政権が築かれるのかなと、本気で 思いましたが、大障害ではレッドキングダムが勝利し、そして今年は アップトゥデイトが一気に頭角を現すという、時代の移り変わり、流れの 激しさを感じさせる結果。レースを見る側にすれば、結構大変ですが、 こういった馬たちがレースシーンを盛り上げてくれるのは大歓迎です。 今後、どれほどの活躍をすることができるのか、期待もしつつ、見ていきたい ものです。 PR |
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