2013年の障害戦の総決算であり、障害レースファンにとっての、年に二度の
実力テストです。そして、オレ流中央競馬の締めくくりの一戦でもあります。 個人的には、有馬記念ほどでなくてもいいので、もう少しだけ盛り上げて くれれば、と思うのですが、いろんな事情とかやる気の問題とかが ありますからねえ…。 昨年の覇者マーベラスカイザーも、一昨年優勝したマジェスティバイオも いない、今年の大障害。もし、この2頭が元気だったら、どうなるんだろうか とも思ってしまいますが、今回は、若手から大ベテランまで、個性あふれる 面々が揃いました。熱戦と全馬の無事完走を願いつつ、レースを見ようと 思います。 正直なところ、抜けた馬がおらず、混戦ではないかと思うのですが、 果たして、どんなレースが見られるのでしょうか。 ◎エアペイシェンス ○メイショウブシドウ ▲バアゼルリバー △スプリングゲント ×メルシーエイタイム ×ハッピーティア 無難に攻めるのならばバアゼルリバーからでしょうが、ここは敢えて エアペイシェンスから入りたいと思います。 重賞はおろか、オープン特別も未経験ではありますが、中山では 未勝利の勝ち上がりと、平場オープンでの2着。コース適性という点では 問題はないのでは。先行力もまずまずで、比較的前のほうでレースは できそうだし、勝負どころでも、すっと動けるという印象があります。 また、このところは別定61kgでのレースを3戦続けて経験。他の多くの馬が 60kg以上の斤量は未経験だけに、このあたりは多少アドバンテージに なるのかもしれません。 あとは、今年の障害リーディングを確定させた高田の手綱捌きに期待を かけたいと思います。 対抗には、◎と同じく角居厩舎のメイショウブシドウ。前哨戦を快勝し、 臨戦態勢は整ったと見ていいか。何が何でもという逃げ馬不在のここでは 序盤の動き次第では逃げてペースを握るということもあるだろうし、 逃げなくても、前々でのレースになりそう。道中の流れ一つで粘りこみも 十分に考えられそう。 グランドジャンプでは掲示板を外したものの、コースを問わず堅実に 走るバアゼルリバー。ある程度レース間隔を取ったほうが良さそうな タイプだけに、ゆったりとした秋シーズンのローテーションは好感。 ただ、どうしても展開に左右されがちな脚質なので、早め早めのレースが 必要になるでしょうか。 確たる本命馬不在のここなら、スプリングゲント、メルシーエイタイムの 経験は大いに生きてくるか。障害戦をあまり見ない人は、年齢だけで判断 しがちですが、障害戦は、平地並みのスピードなどはそもそも要求されないし 道中での折り合いや、ペース配分、仕掛けのタイミングがしっかりしていれば 年齢に関わらず結果が出せる性質のレース。10歳から12歳にかけて 中山グランドジャンプ3連覇を果たしたカラジなんかはいい例です。 長期休養から平地を一戦叩いてここへ臨むという、おなじみのローテーションを 組み、体勢を整えてきた両頭。軽視すると痛い目に合いそうな気もします。 あと、もう1頭挙げるとすると、イルミネーションジャンプステークスで3着、 未勝利勝ち上がりも中山と、コースも得意で、今年は人気薄で穴を 開けまくっている鞍上の一発にも警戒したくなるハッピーティアを。 《買い目》 ・馬連 ◎-○▲△×× ○-▲△×× (12月22日10時ごろ追記) ハズレ。 1年ぶりに中山競馬場へ出かけ、現地での観戦をしてきました。 鳥千のフライドチキンや、耕一路のモカソフトは相変わらずのおいしさで、 期間限定とかGⅠ開催日の一日限りでいいから、中京競馬場にも 臨時に出店してくれとお願いしたくなるほど。 内馬場の投票所屋上には濃いという言葉でしか表現できない熱心な ファンが多数集い、パドックにはこの日のメインレース(もちろん大障害)に 出走する人馬を応援するたくさんの横断幕が。 そして、山本直也アナによる、熱のこもったコース紹介とレース実況。 やっぱり、ライブ観戦はいいですねえ。 ただ、せっかくデジカメを持参してきたのに、途中で電池切れとなって しまったのは残念の一言。予備のバッテリーも用意しなさいよorz。 さて、レースは、逃げたスプリングゲントの番手から、途中で先頭を奪った アポロマーベリックがペースを握り、道中の飛越も無難にまとめて そのまま押し切るという結果。五十嵐が大障害初勝利というのは、正直な ところ、意外。「あれ、獲ってなかったっけ?」と思わず考えてしまいました。 重賞を勝つくらいの力はあるし、未勝利戦も、中山で好タイムを出しての 勝ち上がり。普通に買えたとは思うし、パドックでも良く見えていたの ですが(新聞代わりに使うJRA公式HPの出走表を印刷したものにも、 目印を入れていたのにorz)こういうところを拾えないというのが、まだまだ ですな。目が節穴過ぎます。 やや重発表の馬場で4分45秒8という好タイムを出し、2着には8馬身差。 力は存分に見せ付けたし、鞍上が『センスの塊』と語るのもうなづけます。 まだ4歳。今後の活躍にも期待ができそうです。 オレ流◎のエアペイシェンス。好位から中団あたりでのレースで、向こう 正面ではバアゼルリバーと共に進出し、前を捕まえにかかり、最終 障害を越えたあたりでは届くか、と思わせましたが、結局はそのあたりで 脚色が一杯に。 最後のひと踏ん張りが効かなかったというのは、重賞やオープン特別 などのきつい流れを経験していなかったことから来るのかもしれませんが、 逆に言えば、そんな戦績でここに臨み、最後は後続に差されたものの5着と なったのは、地力の高さを見せたという言い方もできるでしょう。 国内最高峰のレースを経験したことが大きな糧となり、来年の飛躍に つながることを願いたいものです。 ここからは余談。 今年最大の大勝負をした大障害を見事に外し(負けた分はラジオNIKKEI杯 2歳ステークスのワンアンドオンリーの単勝1点で取り戻せましたが) がっくりしながら船橋法典駅で京葉線の電車に乗り込むと、しばらくして、 ビジネスマン風の男女のグループが乗車。その中に、何か聞き覚えのある 良く通るいい声のする人が居るなと思い、そちらを見ると、一仕事を終えた 山本直也アナ。じろじろ見たり、声をかけたりするのはよろしくないと思い 何もしませんでしたが、この偶然には驚きました。 PR |
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