東日本大震災の影響により、この時期に順延となった、今回のグランドジャンプ。
オレ流競馬の上半期の総決算です。 例年なら、帝王賞で、こういった発言をするものなのですが、今年は ちょっとメンバーと内容がアレだったもので…。確かにスマートファルコンの パフォーマンスは見事ではありましたが、他がなあ。 世間一般では、クラシック戦線に乗り遅れた馬たちの敗者復活戦的な 重賞レースだとか、北の大地で行われる芝の短距離重賞などの方が、 あたかも大変重要な、大きなレースとして扱われる傾向が強いような印象を 受けるのですが(あくまで主観。意見には個人差があります)、Jが付こうが 付くまいが、GⅠであることには変わりません。個人的には、こちらの方に 全力投球です。 真夏の開催ということもあってか、今年はフルゲート割れで、海外からの 参戦もなし。有力どころや、出てきたら面白かったかも、と思える馬の 回避は残念なのですが、まずは、全馬の無事完走と、その上での熱戦を 期待したいところ。 このところの障害界は、確たる主役がいない、混沌という言葉がぴったりする 状況のように思えます。この現状を打ち破るスター候補は出てくるのか。 そういった点にも注目したいものです。 ◎テイエムトッパズレ ○マイネルネオス ▲オープンガーデン △スズカスペンサー ×タカラボス バシケーンやメルシーモンサンは別として、大障害コースを使用する グランドジャンプと大障害では、やはり、より多く大障害コースを走った 経験を重視したいものだし、そういった経験を積んだ馬が好走する傾向。 中山コースでは未勝利ではあるものの、大障害コースは、これまでに 実に6回も経験しているテイエムトッパズレ。 残念ながら馬券の対象となったことはないのですが 3着入線しています。) この経験というのは大きな武器となっていいはず。 道中をいかに気分良く、自分のペースに持ち込んで走ることができるか。 好走できるかは、とにかくその1点に尽きるわけですが、今回は内目の枠を 引いたばかりでなく、単騎での逃げが望めそうなメンバー。悲願のJ・GⅠ 優勝に向けての最大のチャンスと言ってもいいのではないでしょうか。 昨年末の大障害では、低調な走破タイムで優勝したバシケーンの3着というのが 少々引っかかるものの、大障害コースに対応して見せたマイネルネオス。 中山コースそのものの実績も十分。スピード勝負のコースよりは、起伏に富み 時計もかかり、スタミナも要求される中山コースが向いているのでしょう。 直線芝コースというのも、もちろん問題はないので、あとは、道中の位置取りと 仕掛けのタイミング一つではないでしょうか。 以下、逆出世レースである阪神スプリングジャンプを勝っていることがやや 気になってしまうものの、長めの距離では確実に追い込んでくる力の持ち主 であるオープンガーデン。 おととし9月の平場オープンでは別定63㎏を背負って大敗したことから カンカン泣きするタイプなのでは、という気もするものの、中山コース自体は 未勝利、平場オープンでの勝利があることから、適性面では問題はないだろうし、 時計のかかる馬場も良さそうなスズカスペンサー。 重賞はこれが2戦目というのはマイナスではあるものの、良くも悪くも相手なり という走りができるタカラボスを。 経験と実績だけなら最上位のメルシーエイタイムですが、今回は、 レース順延の影響からか、本番直前に減量騎手を起用しての一叩き、と いうこの馬なりのローテーションが微妙に狂っている印象を受けるし、 何より、昨年末の大障害の内容が、緩やかな衰えを感じざるを得ないもの。 本当にいい時ならば勝負どころではもうひと踏ん張りを見せていたように 思うのです。伏兵陣に次々にかわされるということもなかったのでは。 名手・横山義行を配したことには陣営の意欲を感じますが、今回ばかりは 涙を飲んでバッサリと切り捨てます。まだまだ新興勢力に対する壁として 立ちはだかってほしいとは思いますが。今回好走することがあったら、 その時は、自分の見る目がないと思うだけです。 《買い目》 ・馬連 ボックス ◎○▲ ながし ◎-△× (7月2日22時30分頃追記、本文の傍線部を訂正) ハズレ。 久しぶりにパークウインズ中京競馬場へ行って、観戦してきました。 改修工事もかなり進んでいるようで、新設される芝1600mのポケットや 取り壊しが進む襷コースの生垣障害などの様子も見ることができました。 さて、レースは、中団にいたマイネルネオスが徐々に進出し、直線で 粘り込みを図るメルシーエイタイムを差し切って、初の重賞勝利という結果に。 それにしても、中山コースは良く走りますね。 真夏の中山での熱戦を戦い抜いた後のダメージがどうなのかは気になる ところではありますが、疲れさえなければ、暮れの大障害でも有力候補に なることでしょう。 競馬ファン的にも馬券的にも特に応援しているわけではないのですが、 レース後の柴田大知のインタビューには、涙が出そうになりました。 大障害の内容から、ピークは過ぎてしまったかと思わされたメルシーエイタイム でしたが、まだまだやれるというところをアピールする走り。 今回は、自分自身に、馬を見る目がなかったですね。 ただ、脚の靭帯を痛めてしまった模様で、少し心配です。 そして、オレ流◎のテイエムトッパズレ。やはり、単騎で気分良く逃げないと ダメなのでしょう。メジロラフィキにハナを譲ったのが、結果的には 良くなかったのかも。レースの半ばでは中団で揉まれ、終盤にスパートした ものの、伸びを欠いて、4コーナーあたりで完全に脱落。 無理やりにでも前に出て、五十嵐に「仕方ないなあ、控えるか…。」などと 思わせるような序盤の動きができていたのなら、多少は違っていたのかも しれませんが。 PR |
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