さて、今年もオレ流中央競馬の総決算となる一戦がやってきました。
世間一般では、その翌日の、とある重賞レースの方に大きな注目が 集まっていますが、管理人は、大障害の方に力を注ぎます。 "とある重賞レース"は、適当にサイン馬券でも考えますw。いや、冗談抜きで。 今年の中山大障害。思いつくだけでも、メルシーエイタイム、メルシーモンサン、 キングジョイ、テイエムトッパズレ、バシケーンといったところが出走できなかった わけだし、今年の京都ハイジャンプ優勝、昨年の大障害2着のタマモグレアーは 引退。何とも寂しさを感じさせる一戦となってしまったのは、障害レース好きと しては残念な限りです。 とはいえ、タイトルホルダーや、重賞での好走歴のある馬などが参戦してきた わけですから、そのあたりの馬の好走や、いいレースが繰り広げられることに 期待したいものです。 ◎マイネルネオス ○マジェスティバイオ ▲スプリングゲント △ディアマジェスティ ×ジャストルーラー マイネルネオスの春秋J・GⅠ連覇に期待をかけたいと思います。 剥離骨折明けの前走は、勝ち馬から5.3秒差の5着に敗れましたが、 不良馬場、大幅な馬体増、メンバー唯一の別定63㎏を背負ってのレース など、いろいろと言い訳のできる敗戦だったのではないでしょうか。 恐らくは良馬場でのレースとなるでしょうし、斤量差もなくなります。 一叩きしての上積みも見込めるでしょうし、条件的には、いろいろな点で 好転するはず。中山コースも、大障害コースも含めて経験豊富なので、 その点も魅力を覚えます。 不安要素は、本命予想が被ってしまった時の相性が最悪な、某スポーツ新聞の 関東本紙担当記者の印がどうなるかということくらいw。 これは冗談ですが、力を出し切ればこのメンバーなら勝ち負けになるでしょう。 対抗にはマジェスティバイオ。 東京、新潟で好走を続けてきたことから、スピードタイプ、ハードラーと いうイメージもありましたが、前走では初めての中山にも対応して2着入線。 コースについても恐らく問題はないでしょう。逃げ切り至難の大障害コースで じっくりと構える差し脚質というのも、ここではいい方向に向くのでは。 後方から差を詰めるも届かず、という場面もあるのかもしれませんが、夏以降の 戦績を見れば地力強化は明らか。成長度の高さを見せつけるか。 以下、長期休養明けを叩いた上積みがどこまであるか、白浜ポジションの 発動といった不安点はあるものの、実績面は文句なしのスプリングゲント。 重賞2戦での不可解な敗戦から、実は単なるオープン戦巧者なのかもしれない という疑念は残るものの、初めての中山コースとなる前走を快勝したことから 一応は警戒しておきたいディアマジェスティ。 相手強化、初めての大障害コースがどうかでしょうが、コース適性は 問題なさそうで、展開次第で馬券圏内には残る可能性も出てきそうな ジャストルーラーまでを買い目に。 今回は、ダンゴを打たなかった馬にも、枠番順に、コメントを。 メジロクリントンは、枠的にもハナを切れそうだし、コース適性も問題なさそう ではあるけれども、大障害自体が逃げ切りが難しいレース。相手強化で どこまで頑張れるか。 ドングラシアスは、順回りよりは、時計のかかる襷コースがいい馬。先行策も 差しに回るレースも大丈夫。ただ、おととしのこのレースでは完走した 13頭中13着。コース適性には、はなはだ疑問が。 ディアマイホースは、入障から2年以上かけて、前走でようやく未勝利戦を 勝ち上がり。そのレースの勝ちタイムもレースレベルも、重馬場ということを 差し引いても強調できるものではない。名手・横山義行を配したことや、 あのゴーカイの産駒ということを加味しても、ここでは厳しい。 コアレスアルダンは、ここで買える要素が一つもない。平場オープンでも 馬券に絡めない馬がここで好走できる理由は説明できない。 トップモンジューについても同様のことが言える。勝ち負けよりも、まずは 無事に完走することが必要。 【買い目】 ・馬連 ◎-○▲△× ○-▲△× 念のため、タテ目も切ってみます。 -------------------------------------------------------------- (12月24日21時30分頃追記) 馬連○-△的中。 一応は獲れましたが資金配分に失敗し、缶ビール1本分くらいのマイナスですorz。 向こう正面あたりでマイネルネオスが仕掛けて先頭集団に取りつくのを その後ろで見ていたマジェスティバイオ。ギリギリまでスパートのタイミングを 我慢してから動き、直線で差し切るというレースで重賞3勝目。 見ていて、あの位置だと届かないようにも見えましたが、良く伸びました。 ネオスと同じくらいのタイミングで動いていたとしたらどうなったのだろうという 気はしますが、鞍上の作戦勝ちというところでしょうか。 鞍上は、これが初めてのJ・GⅠ優勝。管理する田中剛調教師は、騎手と 調教師の両方で中山大障害を制覇ということになります。 馬はまだ4歳と若く、まだまだ障害馬としての伸びしろはありそう。このところ 大障害やグランドジャンプを勝った馬が負傷で長期戦線離脱するケースが 多いのが、障害戦好きとしては残念なのですが、まずは、順調に競走生活を 続けられることを期待したいものです。 怪我さえなければ、主役不在の障害レース界のエース候補になれるのでは と思います。 2着のディアマジェスティ。入障直後は大物感あふれる走りを見せたものの その後の重賞2戦は力を出し切れず、正直なところ、実力を軽視していました。 とはいえ、前走の勝利に続き、ここでも先行策からの2着入線。 時計のかかる中山コースは合うのでしょうし、大障害コースにも対応できることを 示しました。逆に言えば、スピードを要求されるコースは合わないということでしょう。 外枠で、ずっとハミを噛みっぱなしだったとのことで、折り合い面が今後の 課題になるとは思いますが、この馬もまだまだ若いのですから、これからも 活躍は十分に期待できるでしょうし、いつかは、雪辱を果たす日は来るでしょう。 個人的に全くの盲点だったのは3着のドングラシアス。以前の内容から、 中山適性はないかと思いましたが、道中は先行策から粘りこんでゴールイン。 飛越もバンケットも無難にまとめ、以前とは違う姿を見せました。 逃げると思われたメジロクリントンが出負けした、少頭数でのレースとなった、 などといった点も向いたのかもしれませんが、切れる脚はなくてもバテないと いう、この馬の強みを生かすレースができたのではないかと思います。 マイネルネオスは、いつも通りの差すレースに徹しての4着。向こう正面からの ロングスパートは、見事に決まるかと思い、映像を見ながら、「大知!」と 何度も叫んでいたのですが、直線では一杯に。結果的には、少々早仕掛け だったのかもしれないし、そこまでできる力がなかったのかもしれませんが、 見せ場は十分に作れました。 中山でのレースでは大崩れはない馬ではありますが、ことに、大障害においては もうひと押しが足りないのかなという気もしないではありません。 『中山の重賞で好走できたのは、自身が強くなったというよりは、有力馬の リタイアなどで相手関係が緩くなって、相対的に強くなったように見えるだけ』と いう趣旨の意見を目にしたのですが、この意見もあながち間違いとも言えない ようにも思えます。本当に強ければ、早目に動いて一捲り、なんて芸当も できてしかるべきですし。 相手関係が楽になったこともあるのでしょうが、スプリングゲントの5着入線も 良く頑張ったのではないかと思います。11歳という年齢を嫌う人は、観戦した ウインズ名古屋でも結構見受けられましたが、ベテラン馬が活躍するのも 障害戦の傾向の一つだし、あのカラジの大活躍を覚えていさえすれば、 馬の出来と鞍上の腕次第で好走できても何の不思議はないわけですから。 2度の屈腱炎での長期離脱を経験している点が、やはり気になってしまいますが、 もう一花咲かせるところを見てみたいとも思うのです。 PR |
|
トラックバックURL
|
忍者ブログ [PR] |