2008年世代の7458頭の頂点を決める3歳最強馬決定戦、ということで、
熱心な競馬ファンは、きっとわくわくしていることでしょうが、個人的には 全くそんなこともなく、普段通りの気持ちのままでいます。 以前にも書いたのですが、競馬を始めたのがJRAのレースではなく、近所の 名古屋競馬場に行ったことがきっかけとなったこと。クラシック戦線には それほどの興味・関心がないこと。ペーパーオーナーゲームなどは 全くやる気が無い(2年前は、知人からのお誘いを受け仲間内で行う 小規模なものに参加しましたが、それは、チョコレートと称して現金などの やり取りをするものではなく、純粋に指名馬を応援するという趣旨 だったから)。 そういった理由もあって、それほどの興味や思い入れは、このレースには ありません。 競馬を初めて、まだ8年目というキャリアの浅さというのもありますし。 競馬は、土日だけではなく、毎日、どこかで行われています。年に一度の大一番 ではありますが、日本ダービーだけが競馬ではないし、馬券の対象となるレース、 ガツンと勝負したいレース、一生懸命自分なりに考えて買いたいレース、と いうものはいくらでもあるわけですから。 前置きが長くなりましたが本題へ。 台風接近の影響もあって、日曜日は全国的な雨予想。この記事を書いている 時点でのyahoo!天気予報のピンポイント予報でも、東京競馬場は、量は それほど多くないとはいえ、一日中雨。 先行したロジユニヴァースとリーチザクラウンで決まった2009年ほどではないとは 思いますが、馬場の渋化は確実か。そうなるとすれば、買う必要があるのは 前に行ける馬でしょう。目黒記念も前にいたキングトップガンが穴をあけたわけだし。 どうしても、というレースではないので、気楽に穴狙いで予想します。 ◎ベルシャザール ○ユニバーサルバンク ▲オルフェーヴル △サダムパテック ×デボネア 皐月賞11着のベルシャザールの巻き返しはないものでしょうか。 前走は離れた2番手に着けるも、直線半ばでガス欠。序盤の位置取りは 悪くはなかったのでしょうが、やや出負け気味のスタートから前に出ると、折り合いを 欠きながらの追走。直線での失速はそのあたりが大きかったのでは。 逃げ馬不在のこのメンバーの中で逃げる形になってしまうとどうかでしょうが、 それなりの先行力があり、前に壁を作りやすい内目の枠を引いているので、今回は うまく乗れれば好位から中団あたりのインコースを進めそう。 また、前走は、数字上はスプリングステークスからマイナス2㎏の馬体重だった ものの輸送で大きく体を減らしていたとのこと。今回は、そのあたりの調整にも 心を砕いたと聞きます。 重馬場に適性のあるキングカメハメハ産駒。馬場が渋るようならチャンス だと思います。 人気はありませんが、重賞、オープン特別で『相手なりに走る』という言葉が ぴったりの堅実な走りを見せてきたユニバーサルバンク。 先行力があり、切れ味勝負というタイプでもないので、距離延長は大丈夫でしょう。 そして血統的にも、重馬場のダービーで勝利したネオユニヴァース産駒。 重馬場は初挑戦ですが、ロジユニヴァースが不良馬場のダービーを優勝。 そういったことを考えると、この馬にも重馬場適性はあるのではと思うのです。 皐月賞優勝のオルフェーヴルには、敬意を表しつつも、この印で。 前走は良馬場発表だったとはいえ、午前中から徐々に馬場状態が良くなって いってのもの。パンパンの良馬場ではない、いわば乾きかけの良馬場での勝利と いうのは、決して悪い条件ではありませんが、当日は、皐月賞の時よりは馬場が 渋りそうで。水分を多く含んだ馬場で、前走のような切れ味が発揮できるのか という不安はあります。 あとは、極端な道悪になった時にどうなるかでしょうが、府中実績もそれなりの 先行力もあり、ロスなく立ち回れそうな内枠というのは良さそうなサダムパテック。 そして、ダービーウイーク限定の短期免許で来日したランフランコ・デットーリ騎乗で 過剰人気になっている感は否めないものの、彼の手綱捌きで新たな面を引き出し、 それこそテレビCMのキャッチコピーのような『天才はいる。悔しいが。』というレースを 演出することにも少しばかり期待してみたいデボネアまで。 1勝馬ではありますが、前売りで結構な人気となっているサダムパテックと 僅差のレースができているのだから、ここでも大きな力量差はないのでは。 《買い目》 ・単勝、複勝 ◎ ・馬連 ◎-○▲△× (5月29日21時頃追記) ◎の複勝のみ的中。 激しい風雨の中、わざわざウインズなどの施設に行く気などは起こらず、自宅で テレビ観戦でした。 それにしても、あの不良馬場をもろともせず、いつも通りの後方からのレースに徹し、 他馬とは明らかに違う末脚で突き抜けたオルフェーヴルの強さには 驚かされました。あの馬場状態では差しづらいだろうし、前を行く馬を捕まえ 損ねるということも十分にあり得るかと思っていたのですが、そんなことは まったくお構いなし。皐月賞で見せた強さは、本物だったということでしょう。 直線では、池添が左鞭を入れ続けるもどんどん内ラチ沿いに切れ込んで 行ってしまっていたのが少々気にはなりましたが、2冠を達成して、とりあえずは 現時点での世代最強馬となったオルフェーヴル。残る菊花賞でもその強さは 見せられるのでしょうか。 個人的には、いつの間に飛んできたんだという印象を受けた2着入線の ウインバリアシオン。単に自分の視線がベルシャザールの方に向いてしまい、 他を見る余裕がなかっただけの話なのですが。 この馬も、後方待機から、勝ち馬とほとんど変わらないレベルの末脚を繰り出しての 入線。道中でしっかりと溜めていければ、この日のような馬場でもしっかりと 追い込めるということでしょう。勝ち馬同様、晴雨兼用の走りができる馬という 印象を受けました。展開に左右される脚質ではありますが、今後も注目ですね。 そしてオレ流◎のベルシャザール。直線では、勝ちどころか掲示板確保も 危ういかと思わせましたが、最後までよく踏ん張っての3着入線。複勝を厚めに 買っていたので馬券的にはプラス収支に持ち込めましたが、やっぱり 悔しいですねえ。 過去の実績や血統面から、やはり重馬場に対する適性は備わっていたことが 改めて確認できました。減っていた体も戻っていたこと、内枠を利して前に壁を 作りつつ好位集団を追走できたことも好走の一因だったのでしょう。 頑張ったとは思いましたが、スプリングステークス、皐月賞、そして日本ダービーで オルフェーヴルと対戦して、3連敗。それも、オルフェーヴルよりも前でレースをして、 最後は差されて負けるという結果。ひと夏を越しての大きな成長がない限り、 この差を埋めることは極めて難しいと言わざるを得ないところです。 ただ、こうして◎を打ったのも何かの縁というもの。血統的にも競馬ファン的にも これといった思い入れがあるわけではありませんが、これからも追いかけて みようかと思います。 PR |
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